睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群

循環器専門医の視点から診療
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧症、不整脈、心不全などの循環器疾患と深く関係しています。睡眠中の呼吸障害が心臓や血管に与える影響にも配慮し、循環器専門医の視点から診療を行います。
ご自宅で受けられる睡眠検査に対応
「いびきが大きい」「日中の眠気が強い」など、気になる症状がある方は、ご自宅で睡眠中の呼吸状態などを調べる検査を受けることができます。症状や検査結果に応じて、必要な精密検査や治療をご案内します。
CPAP治療を継続しやすいサポート
睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療であるCPAP療法について、治療の効果や使用状況を確認しながら継続をサポートします。治療中に気になることや困ったことがあれば、お気軽にご相談ください。
生活習慣病も含めた総合的な診療
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病とも関係しています。睡眠の状態だけでなく、血圧や血糖値などにも目を向け、全身の健康管理をサポートします。
一人ひとりに合わせた治療方針
症状や検査結果、生活習慣などを踏まえ、一人ひとりに適した治療方針をご提案します。日常生活での工夫も含め、無理なく治療を続けられるようサポートします。
睡眠時無呼吸症候群は、ご自身では気づきにくいこともあります。気になる症状やご家族からの指摘がある方は、お気軽にご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に呼吸が何度も止まったり、浅くなったりする病気です。睡眠中の呼吸障害によって体内の酸素が不足し、心臓や血管に負担がかかることがあります。
高血圧症、不整脈、心不全などとの関連が知られており、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患にも注意が必要です。
睡眠時無呼吸症候群の多くは、睡眠中に空気の通り道である上気道が狭くなったり、塞がったりすることで起こります。
主な原因には、次のようなものがあります。
肥満
首や喉の周囲に脂肪がつくことで、気道が狭くなりやすくなります。
顎や喉の形態
顎が小さい、下顎が後方にある、扁桃が大きいなど、生まれつきの骨格や構造が関係することがあります。
加齢
年齢とともに喉の筋肉の働きが低下し、気道が狭くなりやすくなります。
飲酒や睡眠時の姿勢
飲酒によって喉の筋肉が緩んだり、仰向けで寝ることで舌が喉の奥に落ち込んだりすると、気道が狭くなることがあります。
性別やホルモンの変化
男性に多い傾向がありますが、女性も閉経後は発症リスクが高くなります。
なお、肥満がない方でも、顎や喉の形態などによって睡眠時無呼吸症候群を発症することがあります。
睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中だけでなく、起床時や日中にもさまざまな症状が現れることがあります。
特に、運転中に強い眠気を感じる方は注意が必要です。眠気がある状態での運転は避け、気になる症状がある方は当院にご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群の検査
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、睡眠中の呼吸状態や酸素の低下などを調べ、無呼吸の有無や程度を評価します。症状や状況に応じて、簡易検査や精密検査を行います。
ご自宅で専用の検査機器を使用し、睡眠中の呼吸状態や血液中の酸素濃度などを測定します。指や鼻の下などにセンサーを装着して検査を行うため、普段に近い環境で睡眠中の状態を調べることができます。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合に、初めに行われることの多い検査です。
簡易検査だけでは十分に評価できない場合や、さらに詳しい検査が必要な場合には、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)を行います。
呼吸状態や血液中の酸素濃度に加え、脳波、心電図などを測定し、睡眠の状態や無呼吸の程度を詳しく調べます。医療機関への入院のほか、対応する検査体制によってはご自宅で行うこともできます。
検査結果に応じて、必要な追加検査や専門医療機関へのご紹介を行います。
睡眠時無呼吸症候群の治療は、無呼吸の程度や症状、原因などによって異なります。検査結果をもとに、一人ひとりに適した治療をご提案します。
CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)
CPAP療法は、睡眠中に鼻などに装着したマスクから空気を送り、気道が塞がるのを防ぐ治療法です。中等症から重症の閉塞性睡眠時無呼吸症候群で広く用いられています。
無呼吸やいびき、日中の眠気などの改善が期待できます。また、適切に治療を継続することで、血圧や心臓・血管への負担の改善につながることがあります。
治療中は使用状況や症状を確認し、継続しやすいようサポートします。
マウスピース(口腔内装置)による治療
就寝時に専用のマウスピースを装着し、下顎を前方に移動させることで気道を広げる治療法です。
主に軽症から中等症の方などで選択肢となりますが、適応は検査結果や口腔内の状態によって異なります。必要に応じて歯科医療機関と連携して治療を進めます。
生活習慣の改善
症状や原因に応じて、生活習慣の見直しも大切です。
生活習慣の改善は、CPAP療法などと組み合わせて行うこともあります。
手術による治療
扁桃の肥大や鼻・喉の構造などが原因となっている場合には、手術が治療の選択肢となることがあります。必要に応じて、耳鼻咽喉科などの専門医療機関をご紹介します。
大きないびきは、睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状の一つです。特に、睡眠中に呼吸が止まると指摘された方、日中に強い眠気がある方、血圧が高い方は注意が必要です。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
睡眠中の呼吸状態や血液中の酸素濃度などを測定し、睡眠時無呼吸症候群の可能性や程度を評価します。ただし、簡易検査だけでは十分に評価できない場合もあります。その際は、精密検査をご案内します。
医師が必要と判断した検査や、保険診療の適応基準を満たす場合のCPAP療法などには、健康保険が適用されます。検査方法や治療内容によって費用が異なりますので、詳しくは診察時にご説明いたします。
保険診療でCPAP治療を継続する場合は、原則として定期的な受診が必要です。通常は月1回の通院を基本とし、機器の使用状況や治療効果を確認しながら診療を行います。
多くのCPAP機器は持ち運びが可能で、旅行や出張先でも使用できます。ただし、機器の種類によって取り扱いが異なるため、事前に使用方法や電源などを確認しておくと安心です。飛行機を利用する場合や長期間の旅行を予定している場合は、事前にご相談ください。
いびきや日中の眠気など、気になる症状がある方は、お気軽に当院にご相談ください。
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